かつての豪商の面影が残るまちなみ
松阪市南部、多気町との境の櫛田川沿いに形成された農村集落にある中万地区。
かつては、多気町丹生で産出される水銀を原料に白粉を生産して財を蓄えたといわれ、江戸時代には
松阪商人に先駆けて江戸に進出し、豪商を輩出したといわれる地区です。
現在も蔵造りの屋敷など豪商の面影の残るまちなみが見られながら、居住環境が維持されています。
まちなみの特性
中万地区のまちなみは、黒を基調とした門、塀、土蔵などが見られ、この外構の奥に主屋や土蔵、納
屋、庭園が配置された屋敷が特徴です。
少数ですが、切妻平入りの町家型建築物と黒を基調とした門や塀などがある農家型建築物があります。
歴史的なまちなみの保全と調和
景観形成基準として基本基準と修景基準構成され、基本基準は建築物の新築や増改築、外観などの修
繕や模様替えなどの変更に際し、地区内の建築物の所有者に適用される基準で、修景基準は地区内の
歴史的まちなみを継承するため、修繕や修景の行為に際し、魅力ある景観形成に取り組む所有者に適
用される基準です。
景観形成基準(基本基準)は、規模や形態、意匠など細かく決まりがあり、外壁や屋根などの色彩基
準も家並みを維持するための基本基準があります。
修景整備事業補助金もある
修景整備に要する費用については、補助対象基準に従うことにより補助金制度もあります。
補助金の限度額も内容により様々ですが、45万円から300万円(工事金額の1/2以内)程度あります。
もちろん、行為の計画を行う場合、市への事前相談から始まり、届出、審査、適合を受けて行為着手
となります。
詳しくは松阪市ホームページ
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この松阪市中万地区で修繕などを計画されたり、家屋等の取引をされる場合は要注意です。
株式会社東洋ハウジング
三重県松阪市久保町1330番地8
☎ 0598-29-1155
URL https://sutekinasumai.com/