売主でもわかりにくい建物内部
住まいの取引を行う時に、売主でもわかりにくい建物の不具合などがよくあります。
築後10年程度の住まいならそれほど問題も少ないかと思われますが、15年、20年と経過している
建物になるとさらにわかりにくいところも多いと思います。
そこで、お勧めなのが建物状況調査【インスペクション】です。
この調査は、住まいの調査のプロ(建築士)が、一定の調査基準をもとに素人ではわかりにくい
ところや、プロが見る計器などを使った建物の調査をすることです。
傾きなどを調べる機器
先日、建物状況調査【インスペクション】を行う現場に、少しだけ立ち会いました。
上の画像は、建物の床や柱などの傾きを調べる、レーザー墨だし器です。
その名の通り、この機器よりレーザーで赤い線がでます。
少しわかりにくいですが、この上の画像の壁の赤い線(斜めの線)が、レーザー墨だし器より出て
いる線です。
これにより、床や柱の傾きを調べます。
ただし、建物はある一定の範囲は傾きが存在します。
基本的に6/1000以上の傾きは、構造耐力上の安全性の問題がある可能性が高いと判断されるケース
が多いと聞いています。
1m離れて6㎜の傾き以上という事です。
このほか、外部周りの目視による調査や基礎、屋根裏の目視や測定機による調査など、2時間程度
時間をかけて調査してくれます。
基本的には目視調査
壁の中や基礎、小屋裏の見えないところなどの建物を破壊してまでの調査は行いません。
基本的には見えるところの目視調査です。
しかし、調査員は経験豊富な建物のプロフェッショナルです。
一般の方がわからない個所もしっかり見てくれます。
最後に調査報告書提出
一通り調査が終わると、各個所の写真など画像も撮ってくれて、調査報告書を作成してくれます。
しかも、現場の調査員と本部の調査員のダブルチェックによるわかりやすい報告書を10日前後で作成
してくれます。
実際の報告書を見ましたが、30ページ以上にもわたる報告書で、かなりわかりやすく作成してもら
っていました。
安心・安全を調査という形で
このように、建物状況調査(インスペクション)を行うことで、買主だけじゃなく売主もできる限り
安心して売却することが可能だと思います。
売却する時には、建物の不具合も理解して買って頂く事で、少しでもトラブル防止に繋がると思います。
これから住まいを売却する方も、これから住まいを購入される方も是非この建物状況調査(インスペク
ション)をお勧めいたします。
株式会社東洋ハウジング
三重県松阪市久保町1330番地8
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