お世話になった井戸のお性根抜き
最近は少ないですが、昔の住まいには、井戸がありました。
上水道が無かったときはもちろん、井戸水は1年を通して水温が安定していたりと、あると
便利な水源です。
そんな昔から大切に使われていた井戸なので、基本的に壊したり、埋めたりする前に行い
たいことがあります。
それが、『お性根抜き』です。
感謝の気持ちを込めての儀式
以前にも縁あってご購入いただいた方が、宗教法人さんだったので、埋め方などを伺って
いるとご自身で、お性根抜きを行うとの事でした。
何回かお性根抜きに立ち会わせて頂いた経験はございますが、最近は無かったので、これも
勉強だと思い、この時も立ち会わせて頂きました。
このお性根抜き、神道や仏教など行われ方は色々あるようです。
でも、大切に使われていた井戸なので、出来ればお性根抜きをされたほうが良いとの事でした。
住職に聞くと、水にお世話なったので、感謝するとともに、埋めることを許してもらう儀式だ
そうです。
実際には何をするの?
お酒などで清め、井戸の魂を抜く行為、それが『お性根抜き』です。
時間にて約20~30分程度、厳かな雰囲気の中、お経の声が周囲に響きました。
その後、無事『お性根抜き』も終了し、埋めても大丈夫ですとの事でした。
このように、少し時間(20~30分程度)とお金(3万円前後)はかかりますが、お世話になった
井戸なので、お性根抜きをされることをお勧めいたします。
信仰されている宗教などがない場合は、お近くの氏神さん(神社)などに相談されても良いと思
います。
自分達がその土地に建て替える場合でも、解体して売却する場合でも使われなくなった井戸を埋
める前に行いたい儀式です。
先祖代々、お世話になった井戸なので!
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